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【第6話】Step 5:写真を見せてAIに"キャプション"を書いてもらおう

難易度: ★★☆☆☆ | 所要時間: 5分 | レベルマップ: 〈6/10〉 レベル2:AIに任せる範囲を広げる


写真にどう書く
写真にどう書く

📸 "AIって、写真も見れるの!?"

ミホさんが今日、カット中にリナさんにお願いごとをした。

「写真を投稿する時、キャプション考えるのが大変なんだよね」

「どのへんが大変ですか?」

「たとえば、今日のお客さまの仕上がりの写真があって。でもこの写真に何て書けばいいか、なかなか出てこないの」

「ミホさん、その写真、AIに見せてみましょう

「え? AIって、写真も見れるの?

「2024年くらいから見れるようになりました。今は、写真の中身を読んでキャプションを書いてくれます」

「すごい…でも、それってお客さまの写真を見せることになるんじゃ…」

そう。そこが今日のいちばん大事な話です」


リナが写真について教える
リナが写真について教える

🎯 この記事で手に入るもの

  • 写真をAIに見せて、内容に合ったキャプションを書いてもらえる
  • 肖像権・個人情報保護の観点での安全な使い方
  • 注目ポイントを伝える小技

同意を取るシーン
同意を取るシーン

⚠️ 最重要:写真を見せる前の法務ルール

Step 4の「DM返信」と並んで、この記事はいちばん気をつけてほしい回です。

🚫 AIに見せる前のチェック

以下にひとつでも該当する写真は、事前にお客さまの同意を取ってからしかAIに見せられません。

  1. お客さまの顔が映っている
  2. お客さまの身体の特徴(タトゥー・ほくろ・傷跡など)が映っている
  3. 個人が特定できる服装や持ち物(制服・ネームプレート・名札)が映っている
  4. 施術中のお客さまが映っている(後ろ姿・手元だけでも状況次第でNG)

🔒 なぜこんなに厳しいの?

肖像権改正個人情報保護法(改正APPI) の観点です。

  • 肖像権:顔が映った写真を本人同意なく第三者(AI)に見せることは違法になる可能性
  • 改正APPI:顔写真は「個人識別情報」として扱われる
  • 無料版AIは入力データを学習に使う可能性がある(利用規約明記)

✅ 同意の取り方(シンプル版)

施術が終わった後、お客さまに一言:

"この写真、仕上がりがすごく綺麗なのでインスタに載せたいんですが、投稿のコメントをAIに考えてもらうのに少し使ってもいいですか? 個人が特定できる形では載せませんし、嫌なら削除しますね"

これで断られたら使わない。それだけ。

🎨 安全に始めるなら「人物が映っていない写真」から

まずは以下のような写真でAIに慣れるのがベスト:

  • 料理や商品(飲食店・アパレル・雑貨)
  • 後ろ姿・手元だけの施術写真(美容室・ネイル)
  • 空間・内装(カフェ・サロン)
  • 作品・成果物(ネイルチップ・ケーキ・パン・花束)

慣れてきてから、同意済みの顔写真を使うルートが安全です。


安全な写真例(料理・手元)
安全な写真例(料理・手元)

📱 やってみよう:料理写真でキャプションを書いてもらう

今回はミホさんではなく、飲食店オーナーのA子さん(例)の事例で始めます。

材料

  • 料理の写真(例:秋限定の栗パフェ)
  • ChatGPTアプリ(写真添付機能あり・無料)

手順

①📎 写真を添付する

ChatGPTアプリを開く。
入力欄の左にある「📎」(クリップ)アイコンをタップ → 「カメラ ロール」から写真を選択。

②✍️ 指示を書く

この写真の料理について、インスタ投稿用のキャプションを書いてください。

【写真の説明(補足)】
・秋限定の「栗のパフェ」
・マロンクリームと栗の甘露煮を使用
・〔お店の名前〕の人気メニュー

【キャプションの条件】
・食欲をそそる表現
・150〜200字
・絵文字2〜3個
・改行多めで読みやすく

お客様が「食べに行きたい」と思う投稿文を書いてください。

③🚀 送信 → 30秒待つ

AIが写真の内容を読み取ってキャプションを作ってくれます。


NG写真例(顔写真)
NG写真例(顔写真)

💡 AIが出してくるキャプションの例

写真:栗のパフェ(マロンクリーム・栗の甘露煮・アイスクリームを重ねたもの)

AIの返答:

"秋は、やっぱりこれ。"

北海道産の栗を一粒ずつ手作業で仕込んだ、秋限定の栗パフェ🌰

マロンクリームのなめらかさと、栗の甘露煮のほっくりした食感。
トップには、サクサクのメレンゲとバニラアイス🍨

10月いっぱいの期間限定メニューです。
気になる方はぜひ、秋の一杯を☺️

写真の「マロンクリーム」「栗の甘露煮」「アイス」をちゃんと読み取って、味の表現まで書いてくれているのがポイント。


AIが写真を読み取る
AIが写真を読み取る

🎨 写真の「注目ポイント」を伝える小技

AIにキャプションを書いてもらう時、「写真のどこに注目してほしいか」を指定すると、狙った切り口の文章が出てきます。

例1:ヘアスタイルの写真(後ろ姿・同意済み)

この写真について、キャプションを書いてください。

【注目ポイント】
・「毛先のグラデーション」がいちばん見せたいポイント
・全体のシルエットより、色の移り変わりを褒めてほしい

【キャプションの条件】
150〜200字、絵文字2〜3個、親しみやすく

例2:ネイルの写真

この写真のネイルについて、キャプションを書いてください。

【注目ポイント】
・「アシンメトリーのデザイン」が特徴
・秋らしいくすみカラーの組み合わせ
・お客様のリクエストから生まれたデザイン

例3:カフェの内装写真

この写真について、キャプションを書いてください。

【注目ポイント】
・「天窓からの自然光」がウリ
・午後の時間帯が特に美しい
・予約不要でふらっと立ち寄れる店

「何を見せたいか」を伝えるだけで、AIの出力は劇的に変わります


🖼️ 画像とテキスト、どっちが早い?

同じ投稿を作る場合、画像を見せる方法とテキストで説明する方法、どちらが早いかは場合によります。

方法メリットデメリット
画像を見せる細部まで正確に伝わる・早い個人情報管理が必要
テキストで説明個人情報漏れゼロ・安全説明に時間がかかる

使い分け

  • 料理・商品・作品・内装:画像を見せる
  • お客さまが映った写真:同意済みなら見せる、なければテキスト化してから
  • 迷ったら:テキストで説明するのが安全

背景チェックの重要性
背景チェックの重要性

🛡️ よくあるヒヤリハット(実例)

ヒヤリ①:「この写真キレイだから」とそのまま貼った

状況:美容室のお客さまの真横からのアングル。顔半分が映っていた。
問題:お客さまの同意を取っていなかった。
対処:即座にAIに削除依頼を出し、そのセッションをクリア。同じ写真は使わず、別アングル(後ろ姿のみ)で撮り直し。

ヒヤリ②:予約表が写り込んでいた

状況:カット台の写真をAIに見せたら、背景に予約表が写っていて、お客さまの名前が読める状態だった。
問題:間接的に個人情報をAIに渡していた。
対処:今後は写真を撮る前に背景チェックを徹底。

ヒヤリ③:タトゥーが映っていた

状況:手のネイル写真に、お客さまの手首のタトゥーが写り込んでいた。
問題:タトゥーは個人特定につながる可能性あり。
対処:タトゥーにスタンプで目隠しを入れてから投稿(AIに見せる時も目隠し後の画像)。


写真運用フロー
写真運用フロー

🎬 ミホのベストプラクティス

ミホさんはStep 4・Step 5のルールを統合して、次のような運用フローを作りました。

📸 撮影時のマイルール

  1. 撮影前にお客さまに一言:「仕上がりの写真、投稿に使っても大丈夫ですか?」
  2. 顔は映さない:後ろ姿・横顔でも目から上は切る構図
  3. 背景チェック:予約表・他のお客さま・店舗情報がないか確認
  4. 撮影後にお客さまに見せる:「この写真で大丈夫ですか?」

📝 AI活用時のマイルール

  1. 人物が映っている写真:同意の上で使う。顔は映さない構図を選ぶ
  2. 迷ったら:テキスト説明だけで頼む
  3. AIの出力を使う前:店名・キャンペーン内容・料金は自分で確認
  4. 月1回:AIの学習設定(ChatGPTの「Data Controls」)をチェック

🌱 写真×AIで広がる3つの活用シーン

シーン①:ビフォーアフターの投稿

同意済みの後ろ姿のみのビフォーアフター写真をAIに見せる。
「変化のポイント」「時間経過」「お客さまの反応」を伝えるキャプションが出てくる。

シーン②:商品紹介

新商品の写真をAIに見せる。
「商品の使い方」「組み合わせ提案」「季節感」を反映したキャプションに。

シーン③:店内の雰囲気紹介

週末の予約告知と合わせて、店内写真を投稿。
「居心地の良さ」「どんな時間を過ごせるか」をAIが描写してくれる。


🎁 今日のまとめ

  • [x] 写真をAIに見せる前に同意の有無をチェック
  • [x] 人物写真はまず後ろ姿・手元から始める
  • [x] 注目ポイントを指定するとキャプションが変わる
  • [x] 背景に予約表や他のお客さまが写っていないか確認

🗺️ 次のStepへ

🎯 次の記事(Step 6)では、AIで「SNS用の画像」を1枚作ります。

  • Geminiで無料で画像生成(1日おおよそ100枚まで)
  • Meta AIのImagineでインスタ内で直接画像作成
  • キャンペーン告知画像・メニュー背景・ストーリーズ背景

写真が苦手でも、AIが絵を描いてくれるのが次回のテーマです。

👉 Step 6:AIに"SNS用の画像"を作ってもらおう


🗺️ レベルマップ

レベル1:はじめの一歩 ✨ クリア
├─ ✅ Step 1:AIに投稿文を書いてもらう
├─ ✅ Step 2:ハッシュタグをAIに提案してもらう
└─ ✅ Step 3:1週間分の投稿ネタを一括生成

レベル2:AIに任せる範囲を広げる
├─ ✅ Step 4:DM返信をAIに下書き
├─ ✅ Step 5:写真からキャプションを作成 ← 今ここ
└─ ⬜ Step 6:SNS用画像をAIで作る

レベル3:AIが毎日の相棒になる

❓ よくある質問

Q. お客さまの顔写真、同意を取れば全部AIに見せていい?

同意を取っても、無料版AIには見せないのが推奨です。有料版(ChatGPT Plus/Pro、Gemini Advanced)で学習OFF設定にしてから使いましょう。

Q. 自分の顔写真を投稿用に使うのは?

OK。自分の顔・後ろ姿・手元なら、自己責任でAIに見せられます。
スタッフの顔を入れる場合はスタッフ本人の同意が必要です。

Q. AIが「勝手に料理名を創作」した場合は?

そのまま投稿すると誤解や景表法違反になります。メニュー名・値段・食材は必ず自分で確認して修正してください。

Q. 画像を複数枚まとめて見せられますか?

アプリによりますが、ChatGPT Plusなら複数枚可。無料版は1枚ずつが基本。
複数枚の場合、「この4枚のうち、3枚目と4枚目に注目して」のように指定できます。

Q. もし間違ってお客さまの顔写真を見せてしまったら?

  • ChatGPTの「Chat history & training」設定をOFFに
  • そのセッションを即座に削除
  • 今後は撮影前に顔を切る構図に変更
  • お客さま本人には必要に応じて報告・謝罪

このシリーズを書いている人: ai株式会社 編集部
更新日: 2026年4月17日

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